やわらかくジューシー、それなのに脂肪分は控えめ!
和牛本来の香りと味があり、あか身肉の旨さと良質でほどよい脂肪のバランスが、あか牛のおいしさの特徴です。
あか牛の現在の格付けは3~2等級がほとんどですので脂肪含有量は12%以下のものが大半を占めていると言えるでしょう。
しかし、牛は生き物ですから一頭ごとに異なった肉質をもっていますので、脂肪の含有量も異なります。
脂肪の色が黄色がかっていることがあります。
これは牛がたくさん日光浴したり、ビタミン豊富なエサを食べたからで、健康に育った証拠です。
あか牛とは?
あか牛は、熊本県の固有種でおとなしく、自然に対する順応力が高いため、阿蘇の草原に
見られる放牧に適しています。
ミネラルや旨味成分が豊富で、脂肪分の少ない赤身はこうした自然の中で育まれます。
現在、あか牛のお肉は大変希少で、日本国内における牛肉消費量のわずか0.36%に過ぎません。
ほとんどの生産量を熊本県が賄っているため、全国への出荷が難しく、
人気に需要が追いついていない状況ですが、畜産農家さんが愛情いっぱいに育てています。
また、あか牛の放牧は阿蘇の草原維持にも役立っており、
世界農業遺産にふさわしい循環型農業の象徴的な存在でもあります。
● 部位:サーロイン
やわらかく甘みがあり、ジューシーな霜降りが多いのが特徴です。
● 部位:リブロース
もっとも厚みのあるロース部分で、霜降りになりやすい部位。きめが細かく肉質も柔らかい。
● 部位:肩ロース
脂肪がとりわけ入りやすい霜ふりの柔らかい赤身肉で、ほどよい食感と濃厚な味が特徴です。
● 部位:ランプ
腰からお尻にかけての大きな赤身で、肉のきめが細かく風味もあり赤身肉として貴重な部位です。
● サイコロステーキはラムやウデなど、ハンバーグはスネ肉やネック、その他をブレンドした自家製ミンチを使用しております。
おぐに天然食ほこすぎがある阿蘇地方では、豊かな草資源を活用してあか牛の放牧が行われています。
全国でも生産量が限られているため、今や「あか牛といえば阿蘇」と言える程の名産となりました。
阿蘇のあか牛は脂肪分が少なく、「自然の健康ビーフ」と呼ばれる程ヘルシーでありながらも、ジューシーで、和牛本来の香りと味、あか身肉の旨みが特徴です。
阿蘇にお越しの際は、大自然と良質な牧草で育ったあか牛をぜひ一度ご堪能ください。
あか牛は熊本県内の中山間地域である、
阿蘇・山鹿・菊池・熊本市・上益城・宇城地域で飼養されています。
地域によって飼養に様々な特徴があり、菊池・鹿本地方では肥育が盛ん、
天草や球磨地方などは褐毛和種(あか牛)よりも黒毛和種が多い地域です。
阿蘇地域は、あか牛畜産の中心として、繁殖農家(子牛生産)を多く行っております。
阿蘇地域について
阿蘇地域には世界一のカルデラと外輪山に広がる広大な草原があります。この草原は1000年の歴史をもち、採草や放牧などによって創られた風景です。草原に群をなし、ゆったりと草を食むあか牛の姿は阿蘇のシンボルとなっています。
また、この景観を守り続けていくためには、あか牛の存在と畜産と共にある人々の暮らし・農家の営みは欠かせない大事なものです。
また、温泉地としても有名であり、あか牛料理を提供するお店もたくさんあります。